鍼 はり
髪の毛ほどの細さの鍼を経穴(ツボ)に施す治療法です。
二千年以上前に中国で生まれ、長い歴史の中で発展を遂げてきた
伝統的な医療です。
痛みや副作用は全くなく、全身状態の改善をはかり、自然治癒力を高め、病気の予防に対しても優れた力を発揮します。
テープタイプの貼る鍼も取り入れています。シールに1㎝前後の鍼がついており、痛みがある箇所や身体の不調を和らげてくれるツボに貼ります。ピップエレキバンの磁石の部分が鍼になっているとイメージして頂くと分かりやすいと思います。 この小さな刺さない鍼の刺激で血行促進を図り、痛みの緩和・除去に繋がります。
灸 きゅう
もぐさを用いて経穴(ツボ)に熱感覚を加える治療法です。
温もりを感じる程度の心地よい温感で、痕も残らず、
体が温まり、血行促進の効果があります。
「台座灸」といわれる台座の上にもぐさが詰まった筒があり、
筒の先端に火をつけてじっくりと温熱刺激を与える方法を行ったり、
「箱灸(はこきゅう)」といいわれる木の箱の中でもぐさを燃焼させて、主に背中・腰・お腹に使用し、腰痛や背中・肩のコリ、お腹の冷え、
胃腸の不調などの改善が期待される方法も取り入れています。
発熱剤を用いた「火を使わないお灸」も取り入れています。
火を使わず貼るだけで心地良い温熱効果が数時間持続します。
素肌に優しく、匂いも煙もなく、ツボをじんわり温めます。
衣服の下に貼り、そのまま外出もできる画期的なお灸です。
どれも、やけどの心配なく、じんわりと身体が温まり、心地よい温度が
続くため、リラックス効果も期待できます。
手技 しゅぎ
心身を走る経絡や筋肉を効果的に加圧して、
東洋医学をベースにツボを刺激していきます。
コリ固まった筋肉をほぐし、痛み・疲れをやわらげ、
全身状態の改善、自然治癒力を引き出します。
電気治療
当院は、様々な症状に対応するため、
鍼(はり)・灸(きゅう)・マッサージと併用して
最新医療機器を備え、施術に取り入れています。
・小型干渉波治療器 IFCアルファ1
・小型SSP治療器 SSPアルファ1
・近赤外線治療器 スーパーライザーPX
・遠赤外線治療器 セラピア3300
・赤外線灯 アルテリア
・超音波治療器ウルトラソン
・低周波治療器 HVMCデルタ
・乾式ホットパック OGパックス
・電子温灸器 CS-2000
・電気温灸器 Shouki E09-04 (往診用)
・セイリン セラミック電気温灸器 (往診用)
・Ohm Pulser LFP-4800(電気鍼8端子)
・パルスジェネレーター(電気鍼4端子) (往診用)
・ハンディパルサー M-522DX
・ホットパック温熱治療器 サンホットHC (往診用)
・ウォーターマッサージベッド
・フィジカルメドマー(両足用)
・Zero Pro Massar
・電気刺激治療器 フィジオアクティブHV (往診用)
吸角・吸玉・カッピング
カップの中の空気を真空に近い状態にすることで、皮膚表面を吸い上げ、ツボを刺激する治療法です。血行が促進され、凝り固まった筋肉などが
緩和し、体内の新陳代謝が促進されます。
保険施術
お持ちの健康保険証を使って、鍼灸治療を受けることができます。
保険適用によって、ご負担を軽減して、施術を受けやすくしております。
施術時間は、20~30分です。
保険施術の適応疾患
・神経痛 ・・・手や足や顔面のしびれ 頭痛 胸痛
・頚腕症候群 ・・・肩こり 手や肘の痛み 首の痛み
・腰痛症 ・・・ぎっくり腰 ヘルニア 狭窄症 すべり症
・頸椎捻挫後遺症 ・・・交通事故後のむち打ち 寝違い
・変形性膝関節症 ・・・膝の痛み 膝に水が溜まる
・リウマチ ・・・変形性関節症 関節リウマチ
・五十肩・・・肩関節周囲炎 拘縮
医師の同意が必要です
① まず当院受付で同意書の用紙をお渡しします。
② 同意書の用紙を持って病院へ行って下さい。
③ 医師の診察を受けて記入してもらって下さい。
④ 同意書・健康保険証を持って当院にお越し下さい保険施術を開始します。
・保険施術では、マッサージ+はり・きゅう+電気治療を行い、施術時間は25分~30分です。
・6か月毎に医師の同意が必要です。
訪問施術
介護が必要な方や歩行が難しい方など、通院ができない方に、
ご自宅で施術が受けられる訪問・出張サービスです。
・健康保険証が使えます。料金は距離・割合で変わります。
・医師の同意が必要です。
・訪問施術の時間は、昼間に行っております。
・施術時間は、20分~30分です。
・折りたたみベッドを持っていきますので、
特に用意するものはございません。詳しくはご相談下さい。
臨床実習
当院は臨床実習指導員の免許を保有した臨床実習施術所でもあります。
当院では、後進の育成と学生の実地的能力を涵養するため
IGL医療福祉専門学校と連携して鍼灸学科の学生を受け入れ、
院内の施術に参加させております。この臨床実習では見学をはじめ、
一部の施術行為を行わせる「施術参加型」臨床実習を行っておりますので、
ご理解とご協力をお願いいたします。
この臨床実習は、医療人としての態度、技能を学び、
将来の「医療を支える良き治療家」へと成長していく大切な教育カリキュラムです。
実習にご協力をお願いしたい受療者様には、事前にご協力について説明いたします。
(実施期間:不定期。主に月曜・土曜に実施。校内休暇期間は水曜・金曜にも実施)